急性腰痛・ぎっくり腰
人間が2足歩行という進化の結果の末、背負うこととなった代償、そうそれは腰痛! たかが腰痛、されど腰痛、これを一つとってもいろんな種類があります。
- 筋肉を使いすぎたことによる腰痛。
- 内臓の調子が良くないことによる腰痛
- 運動不足や長時間同じ姿勢などによる腰痛
- 精神的なストレスなどによる腰痛
様々です。その中でも世間的によく言われるぎっくり腰についての説明と当院での施術内容について書いていきます。
ぎっくり腰は別名でありまして正式名称としては椎間関節性腰痛、または筋筋膜性腰痛症といわれておりましてこれらをまとめて急性腰痛ともいわれております。
◎どのような症状か?
ある日突然、重い荷物を持ち上げたときに、前かがみで顔を洗い身体を持ち上げようとしたときに、くしゃみをしたときなどの動作時に激しい腰の痛みが走ります。
症状の状態によっては歩けない、動けないなどの症状になってしまいますが、程度が軽いものでは動けるが痛みがあり、腰がまっすぐ伸ばせないなどの症状が出ます。
症状のメカニズムとしては腰椎の関節周囲にある筋肉やそれを覆っている筋膜に前記のような動作による外力が加わることにより損傷が起こり痛みが出るのです。
損傷が起こる原因としては筋肉の柔軟性の低下です。
日々の生活の中で筋肉に負担をかける生活や逆にあまり使わないでいることで筋肉に疲労物質がたまり硬くなります。
わかりやすい例としては、輪ゴムを筋肉だと思ってください。
柔軟性のあるゴムは伸び縮みをしても問題なのですが、使い古したゴムや使わな過ぎた乾いたゴムなどを披露が蓄積して硬くなった筋肉と例えるとそのようなゴムを伸ばした時に本体に切れ目が生じます。
このような状態が腰の関節周りにある筋膜に起こり損傷してしまった状態が急性腰痛なのです。
この損傷の程度により症状の度合いが違います。
損傷がひどい人は動けなくって歩くのも困難になる人もいれば
最初は動いたときに少し違和感がある程度のものがそのまま仕事を続け身体を使い続けることで少しだけの損傷がその結果、大きくなり次の日に痛みが強くなるなど様々です。
◎当院のではどのような施術をするのか?
ますは何処の筋肉に損傷が起きているのかを触診して探ります。
損傷が起きているところは炎症反応が起きて腫れたり熱感があったりします。それが酷い場合はまず冷やす治療を行います。
基本的には手技療法などの治療を行いますが、損傷している筋肉に手技療法などの外力を加えてしまうと炎症をひどくさせてしまうことがあるので患部などは手技療法などを行いません。
ですが、近接にある筋肉、例えば臀部、脚、背中や肩甲骨などの筋肉をほぐすことにより、直接患部に触らずとも筋肉の硬さを緩めることができるので手技療法はそのようなアプローチを行います。
そのうえで患部には消炎鎮痛の効果を促すための電気の治療や近赤外線療法、超音波療法、鍼治療などでアプローチを行います。
もともと、損傷が起こりやすい部分の筋肉は筋緊張があり血流不足による、酸素欠乏、栄養不足になっているので、それらを改善してあげることで損傷した患部の直りが早くなります。
あと、ぎっくり腰をすると癖になると聞いたことはありませんか?
それは損傷して炎症が行った患部はそれが治る際にそこの組織が固く治る習性があります。
なのでまた筋肉に疲労が蓄積してきたときに前に比べて治ったところがそうでない筋肉のところに比べて損傷しやすくなっているので人によっては急性腰痛を繰り返してしまうのです。
いかがだったでしょうか?
急性腰痛の原因は筋肉の柔軟性が低下が大きな要因なので、肉体疲労、スポーツの疲労、ずっと同じ姿勢などによる疲労、運動不足で柔軟性の低下、ストレス、冷え、本当に様々なので、これは年齢に関係なくなります。
必ず急性腰痛になる前には前兆があります。その時に治療を行っていれば予防するできることもあります。自分の身体から発する信号を見落とさないようにしましょう。