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肩こり・首こり

 皆さん日々の生活の中で、身体の痛みがなく、健康かつ軽やかにいきたい、これは永遠のテーマであります。
でも現実はどうでしょうか? 朝起きればだるい、肩、頸、腰が痛い、だからもっと寝ていたい、仕事、家事などの生活を放棄したい、でもやらなければ…
 このような葛藤の中日々の自分自身を奮い立たせて生活しているかと思われます。
今のストレス社会において、病院に行くまでもないが身体の調子が悪い、この事を不定愁訴といいますが、このような方が大半です。



 その一つの原因として、首、肩のコリなどがあります。
寝れば治るでしょ! と軽んずることなかれ!たかがコリ、されどコリ、コリは万病の元とも言っても過言ではありません。自分の身体に住みうる内なる敵です、このコリは皆さんの生活の仕方によっては(運動不足、ストレス、過度な労働など…)強大勢力へと膨れ上がり終いには病気や疾患などの原因になります。それに打ち勝つべく術を知らなくてはなりません。でも、悲しいことに生きるという事はこのコリとの共存です。なくなれば最高ですが、そうはいきません。ですが、適切な対応をすればコリは悪い事ばかりではありません。

 身体が凝るという事は身体の信号であり、ただの疲労とかストレスだけでなく、内臓の状態によってもコリが酷くなることがあります。という事は、今のあなたの身体はストレスにやられていますよ! 内蔵の状態が良くないですよ! 暴飲暴食しすぎですよ! 筋緊張が強く過ぎて怪我をしますよ!などを知らせてくれるサインでもあるので、まんざら悪いやつでもないのです。
 だいたいその信号が出ていても自分の身体と向き合わない生活の果てに病気や体を壊してしまうのです。
 どうでしょうか? コリが少しでもいとおしく思わ・・・ないですよね 笑


そもそもコリとは何か?


 簡単にいうと、筋肉が拘縮して塊のようになったものです。
コリが出来るところは人それぞれ違います。という事は生活パターンに大きく左右されるという事です。
例えば、事務職で一日中パソコン作業をしている人でマウスの作業が多い人では、右手でマウスを動かすことがほとんどですので、右の頚から肩、肩甲骨周りの筋肉をよく使うことになり、目を使う事で眼精疲労が頚の筋肉にたまります。



 まず、筋肉は疲労が溜まると柔軟性がなくなり硬くなっていきます。そうすると、その中を通っている血管や神経や圧迫され血行不良が起こります。老廃物が流れず筋肉にたまっていき、酸素や栄養も充分にいきわたらなくなります。それが毎日繰り返されると硬さが蓄積されていき、負担がかかる筋肉が拘縮して塊のようなコリになってしまうのです。
 痛みが強いと交感神経が優位になることが多く、その状態が長く続くと自律神経の乱れが生じます。睡眠が浅くなり、疲れが抜けない、血圧も不安定になるなどの影響が及びます。身体的な症状と共に不安神経症、心身症、起立性調節障害など精神面の乱れも出てきます。


万病を防ぐためには初期での肩コリや頚コリに対処をすることが必要です。


 人間は身体の不快感や痛みは電気信号として脳で感じます。そこで防衛反応として痛みなどの信号を緩和するための下降抑制系というシステムが備わっているのですが、ストレスによる精神的不安や自律神経障害などの状態になってしまうとそのシステムがうまく働かなくなり、コリによる痛みに過敏になってしまいます。それがまた負のループに陥ってしまうのです。



 ある程度のコリであれば、ストレッチをしたり運動をしたりすれば解消できますが、酷い慢性的なコリになるとなかなかそれだけでは解消しません。そうなるとマッサージなどの手技療法や鍼灸、電気治療器などで対処することをおすすめします。
 当院ではその治療も主なっておりますのでその時は身体の状態から患者様に合うものを提案したり患者様自身がチョイスできたりするので何かございましたらご相談ください